ふくすけの植林活動2019(インドネシア)
関西営業/ふくすけです。
年末も押し迫り多忙な時期ではありますが、
12月6日~12日の間、ボランティア休暇を使わせていただき、
NPO法人アジア植林友好協会が主催するインドネシアへの「植林ツアー」に参加致しました。
<12月6日(金)>
■11:00
成田空港から、
インドネシア/バリ州/デンパサール空港へ向けて飛び立ちます。
・ガルーダインドネシア航空ボーイング777
■17:20(日本時間18:20/時差マイナス1時間)
デンパサール空港へ無事着陸。
■18:40
デンパサール空港から車ですぐのレストランで夕食。
さっそくインドネシアを代表する料理を堪能。
・ナシゴレン(焼き飯)
・ミーゴレン(焼きそば)
・サテアヤム(鶏串焼き) などなど
■20:40
夕食を終えバリ島北部のホテルへ向かう途中、コンビニ「サークルK」へ。
日本でもお馴染みの商品が多数あります。
■22:10
バトゥール湖の畔のセガラホテルへ到着。
辺りは真っ暗で周囲の景色は明朝におあずけ(-_-)
<12月7日(土)>
■5:30起床
ホテルの前にバトゥール湖が広がります。
バリ島とはいえ標高が高いためかTシャツと短パンでは寒い(*_*)
・宿泊しているセガラホテル
・朝のお祈りをするホテルのオーナー
・ホテルの入り口に植えられている立派なモリンガの木
■9:30
以前から植林活動が行われているバトゥール山の視察と植林木の成長確認に向かいます。
バトゥール山の麓まではバスで移動し、そこから溶岩石で埋め尽くされた植生の回復していない荒廃地まで歩きます。
※かつては人が生活することができない不毛の荒廃地だったようですが、
根気よく植樹を継続することで徐々に緑が根付き、やがて地面が肥えて
農作が可能な場所となったようです。植樹がきっかけとなり、生活の営み
が生まれていることが確認できました。
■11:20
バトゥール山の視察を終え、ホテルに戻りSTIBAサラスワティ大学の日本語学科の学生達と合流。
一緒にランチを食べた後は、学生たちによる日本語スピーチコンテスト
※学生スピーチの中で最も私の印象に残った言葉
「私たちは水を飲む。空気を吸う。環境の良し悪しは、私の体の良し悪しに直結する。
私達の人生を愛するように、私達の自然を愛してください。」(デタさんのスピーチ)
■15:20
NPOアジア植林友好協会の宮崎代表によるセミナー
「地球に感謝・植林のすすめ」
→環境問題は世界規模であることや、現在の様々な異常気象について
→森林は1000年前の1/3に減少している現状
→科学や技術の進歩だけでは得られない、人間の意識・価値観の問題
(自然と人間の位置づけ)
→熱帯林の減少のメカニズム
→熱帯林再生活動の成果報告 などなど
■16:30
学生たちと一緒に、再びバトゥール山へ植林作業に向かいます。
植林ポイントには現地の方々により、苗と水を事前に運んでくださっており、
さらには硬い溶岩石を砕いて穴を掘り、その穴に土を入れるところまでの準備が既に整っておりました。
(この準備はとてつもなく重労働だと思われます。)
私たちは学生と一緒にアンププの苗を植えていきます。
<12月8日(日)>
■8:00
「バリ植林祭2019」メイン会場
植林活動のために地元の各種団体や学生が約600名参加(^^)/
会場にはDJブースが設けられイケイケのMCが会場を盛り上げています。
また、ペットボトルのゴミを出さないよう、マイボトルへの給水場が設けられていたりと、
地元住民の環境への意識は変化しつつあり、植林への意識を高めるために2009年から始めた
植林祭はしっかりと成果が現れ、地元住民に根付きながら進化しているようです。
※この植林祭では、約6000本の苗木が新たに植林されました(^^)/
バトゥール山・バトゥール湖とお別れ。
短い間でしたが、ここにはとても愛着が湧きました。
植林した苗木が丈夫に育ち、緑豊かな場所に成る事を祈ります。
<12月9日(月)>
■6:00
ウブドの中心街を散歩していると、
地元の中学生たちが朝から火バサミを片手に持ち、
街の清掃活動をしていました(^^)/
とても気持ちが良く、未来をたのもしく思える光景と出会えました。
■13:50
バリ島/デンパサール空港から、
カリマンタン島/バリクパパン/セガンピン空港に飛びます。
・フライト前に腹ごしらえ(^^)/
・日本に行ってきた帰りという学生と記念撮影。
「やめる●極究」プリントTシャツ。なんだか深い(笑)
■16:00
セガンピン空港からオランウータンの保護地区にある
サンボジャロッジに向かいます。
・バリクパパンの街をしばらく走り、サンボジャロッジに繋がる山道に入っていきます。
■18:00
東カリマンタン サンボジャロッジに到着
<12月10日(火)>
■4:30 起床。
ご来光まで待つこと約1時間・・・
・とても気持ちがよく、鳥の鳴き声や未だ見ぬオランウータンの鳴き声が聞こえます。
※オランウータンは森林火災や森林伐採により生息数が激減している絶滅危惧種です。
このサンボジャリハビリセンターでは若いオランウータンが自己生活できるように
トレーニングをしています。
訓練を終えたオランウータンは奥地の森林へリリースされます。
3年前からリリースをはじめ、これまでに100頭以上のリリースが行われています。
■10:40
「BUKIT BANGKIRAI」(ブキットバンキライ)に到着
ここは、林業公社が管理する保護林。
1998年の大規模な森林火災で草原となってしまったこの場所を修復すべく、
2000年から樹下植林をされている森を視察します。
・森の奥に入り、更にトレッキングルートから離れて6年前に植林された場所を視察。
もともと原っぱだった場所が、今では立派な森となっていることを確認できました。
■15:00
KM30エリアでの「モリンガ」植林ポイントに向かいます。
・数年前まではこのあたり一帯が草原だったそうです。
■15:40
モリンガ畑に到着。
3年前に植えられたモリンガは立派に成長しています。
一部では鞘を付けるまでに成長しています。
■16:00
200本のモリンガを手分けして植えていきます。
・植林記念にと、用意してくださったネームプレート。
モリンガよ!しっかり育ってネ。
<12月11日(水)>
■10:30
南方方面戦没者慰霊碑を参拝
第二次世界大戦中、ボルネオ島にて戦死された
18,000名あまりの日本人の鎮魂のため建立された慰霊碑。
ここは人があまり立ち入らない場所だったようですが、
バリクパパン市が整備を進め、市民が集まる憩いの場となりつつあるようです。
この日も、たまたま地元の幼稚園の生徒達が遊びに来ており、
辺りは子供たちの笑い声や歌声でとても賑やかで明るい空気に包まれていました!(^^)!
■11:40
カリマンタン島とお別れ。
バリクパパンのセガンピン空港からバリ島/デンパサール空港へ戻ります。
■16:30
バリ島の断崖絶壁に建てられている「ウルワツ寺院」に到着。
・自然の素晴らしさを感じることができる壮大な景色。
時間を忘れて魅入ってしまいます。
■17:50
今回の植林ツアーの最後を飾るのにふさわしいケチャダンス!!
一切楽器を使わず、数十人の男性の声だけで独特のリズムを刻む。
もともとは悪霊を祓うための儀式舞踊だったのを、
舞踊劇として創作されたと言われています。
■21:50
デンパサール空港。
予定より約1時間半遅れで搭乗。成田空港へ帰ります。
<12月12日(木)>
■10:00 成田空港へ着陸
無事帰ってきました(^^)/
いままで㈱城山が寄付を行ってきたインドネシアへの植林の現地の現状を確認することができました。
また自らの手で植林のお手伝い(いいとこ取りですが…)をすることができ、
木を植える事の重要性と木を植える大変さ、
一度壊れた森林は誰かが戻さなければ戻りにくいという事を勉強致しました。
日々消費するだけの生活になっていないか…?
日々の生活で地球のために私にできることはないか…?
小さくても、初めの第一歩がとても重要であると思います。
みんなの温かい笑顔で愛と平和、そして美しい地球を守りましょう!
㈱城山では毎年、NPO法人アジア植林友好協会による
インドネシアでの植林活動へ寄付をさせていただいております。