「生涯青春」継続中(^_^) vol.29

9月は旧暦で「長月」

 

日暮れが早くなる頃です

「夜長月(よながづき)」が縮まって「長月」となったと言われています。

 

今年の中秋の名月は9月25日です。満月は2日遅れの27日です。

 

陰暦では、8月15日が中秋の名月です。暦の上では、月の満ち欠けに周期の約半分に当たる15日頃の月が満月になったからです。ですから「名月必ずしも満月とならず」という年があるのです。詳しくは国立天文台暦計算室に分かりやすい解説があります。

 

ところで、もう一つの名月をご存知でしょうか?

「のちの名月」と言われている10月23日の十三夜の月です。十三夜なので満月前。敢えて、満月前の不完全な月を愛でる風流。この十三夜の月にも「侘び寂び」の心が息づいているに思います。

 

日本人は本当に月を愛してきた民族なのだと思います。

そのことは、日ごとに名付けられた月の呼び名の多さにも表れています

私が特に好きなのは、満月の頃の 宵待月、望月、十六夜、立待月、居待月、寝待月、更待月 です。

 

「十六夜」は満月の翌日。

前日より50分遅れて登る月を「ためらいながら現れる月」と見立てたのです。

なんとも粋な感性ですね。

 

「今日は立待月だから、立っている間に登る月。」

「今夜は寝待月だから、横になってゆっくり待とう。」

 

そんなふうに、月を待つ時間さえ楽しんでいたんでしょうね。

月を「見る」だけではなくて、「待つ」ことにも喜びを見いだす。

 

そこには、今よりゆっくりと流れる時間があったのでしょう。

 

私たちはいつの間にか「早さ」に価値を置く様になりました。

けれども、ときには月を待つような豊かさを、もう一度思い出してみるのもいいですね。

 

今夜は、ほんの少しだけ空を見上げてみませんか。

来年のShiroyamaカレンダーには、月齢を添えましたのでお楽しみ下さい。

 

 

理想を失う時 初めて老いが来る・・・サミュエル・ウイルマン